組織のバランス

長い間放置してしまっていたこのブログ…


こんな中でもたまーに足跡を残してくれる人がいるのは嬉しいことです。




前回の記事からだーいぶ長いこと経っていつの間にか年が明けてしまいました。


今年もよろしくお願い致します。




さて、最近SEとして仕事をしていて痛感したことを一つ書きたいと思います。




最近うちの会社では、それぞれの担当の分業化というのが進んでいます。


今までは一つのお客様に営業もSEもべったりで、一つのお客様を10年担当しているなんていうケースも


珍しくなかったのですが、最近はどうも事情が違ってきています。




営業もSEも、それぞれの特化分野(アプリケーションサーバー、ネットワーク、DBなどなど)


に分けられ、必要なときに必要なお客様のところに行くようになる傾向が強くなってきました。




この狙いとしては、社内の人材の流動性を確保して必要な場所に必要なだけの人材が集まるようにしたいとう狙いがあるそうで、その狙いは現在のところ狙いは達成できているようです。つまり、どこにもアサインされておらず社内で暇を持て余している人がいる一方で死にそうに忙しい人が多くいるという現象が少なくなってきています。




でも、やはり新しいことをやると新しい問題も発生するもので、プロジェクトに少しだけ自分の役割のときだけ入って、終わったら抜けるという枠組みがどんどん強くなっていくに連れ、自分の後のことを考えない人が多くなってきているのかな、と感じることが多いです。




例えば、DB製品の売り子の営業は、DB製品の売り上げで自分の収入が決まります。


そのため、下手をするとお客様に必要の無いものまで売りつけてしまうケースがあります。


しかしオーバースペックぶりが明らかになるのはずっと先の話で、そのクレームを処理するのはまた別の人


なので、分かっていてもそういうことをする人が多いです。




これを解決するためには、お客様のシステムの全貌を把握していて、且つそのお客様にこれから長いこと


お世話になることが確実な場合には営業活動にもシステム構築にも携われる人間が1人はそれぞれの


お客様にいないとダメなんだろうと思います。つまりこれって昔の形態ですよね。




今会社はどんどん分業化が進んでいて、それのメリットも確かに出ている部分はありますが、


世の中の全てのものはバランスで成り立っているんだなぁということを改めて実感させられます。