ネット業界の動きの激しさ

SIerからWeb企業に移ってみて、この業界の流れの速さを肌で感じる毎日。
SI業界にいたときも、Web2.0なりSOAなり流行っては消える言葉や技術に翻弄されながら時代の流れは早いと思っていた。

ところがどっこいWeb企業に来るとその速度がさらに半端無い。

例えば、流行りのソーシャルゲーム業界で言うと、わずか半年前まではトップランナーだったDeNAが3ヶ月前の第2四半期の業績ではGREEに営業利益で抜き去られた

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GREE釣りスタDeNAの怪盗ロワイヤルが出ていた頃から2年程度でソーシャルゲームは数百本はリリースされ完全にレッドオーシャンだ。

SNSでは5年前に日本でMixiが旺盛を極めていた頃はもはや懐かしく、爆発的に日本でも人数を伸ばしているFacebookに脅かされている(実質もう抜かれている?)状況だ。

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このWeb業界の回転の速さを支えているのはなんといっても凄まじい勢いでまわるPDCAサイクルだ。新規サービスの立ち上げは数人の規模でわずか2,3ヶ月で行う。そしてデータから反省点を見つけ出し素早くサービスを改変・充実させていく。細かい機能は企画から実装、データ収集までが1週間で行われたりもする。

もし流行らなかった場合、それまでかけているコストが低いこともあって撤退も極めて早い。そして生き残ったサービスの中で売れたものだけをひたすら伸ばしていきリソースもそこに集中する。

SIerのように大きなプロジェクトではサービスインまでに年単位の作業が必要なものでは考えられないスピードで試行錯誤を繰り返せるため、そこから個人のスキルとして得られるものも半端ない。半年が経ちこのスピードにもぼちぼち慣れてきましたが、来てよかったなとは実感する毎日です。