100点でないと駄目
読者の皆様、いつも読んで頂いてありがとうございます。
本当に久しぶりの更新となってしまいました。
しかし記事をしばらく書かなかった間にもとてもたくさんの方が訪れてくれているようだったので驚いています。
これからもよろしくお願いします。
さて、この前お客様先でちょっとしたミスを犯しました。
構築中の機器で、運用フェーズでお客様に使って頂くツールをテストしていたときのこと。
お客様が見ている側で、単純な見落としで作業がうまくいかなかった。
その場でツールをデバグすることでなんとかその場は乗り切った。
お客様自身はとても優しい方だったので笑って許してくれましたが、その後会社の先輩は激怒。
先輩曰く、
お客様が見ているところでミスを犯すなどありえない。
一つ一つの作業や報告が、100%完璧に終わってお客様から信頼を得られてこそ成功。
作業はそれ自体が無事に終わることが成功ではない。
それによってお客様から信頼されなければ意味が無い
ということらしい。
確かに、SEになってから今までというもの、いかに効率的に仕事をこなすかにしか集中して
いなかったような気もする。
私が尊敬していて先日亡くなられた河合隼雄さんの言葉の中に
「100点でなければならない時がある」
というのがあるが、これを思い出していました。
効率を追い求めることも大事だが、どこかで効率を度外視して効果を上げる必要があるのか
考える必要もある。
しかし常に100%ではいずれ壊れる。ここらへんが難しい。