SE 3K

読者の皆様、いつも読んで頂いてありがとうございます。




このブログのアクセス解析を見ると、「SE 3K」が最近の検索ワードトップになっています。就職活動の時期でもあるし、やっぱり皆さん気になるんでしょうかね。




以前こちらのエントリー
でも紹介させて頂いたのですが、今回それにちょっと追記したいと思います。





3Kの「きつい」「帰れない」「給料が安い」のそれぞれに着目します。


そしてここでのSEの定義は、お客様相手にシステム構築を行っているSIerのエンジニア(プログラマ、SE、プロジェクトマネージャ、アーキテクト)を指すこととします。





・きつい


SEというのは製造業ではなくサービス業です。なので、お客様の無茶な要求にこたえなければならない、それなのに社内の縛りもきつくて板ばさみ状態、なんてのがSEをやっていてきついと感じる第一の点ですが、これは他の業界でもおそらく同じことでしょう。そしてSEに必須な技術スキルですが、こちらは新しい技術を学ぶのが苦痛だったりすると大変きついんじゃないかと思います。





・帰れない


システム構築が佳境に差し掛かっているときは、本当に帰れません。終電の連続なんて時期もあります。でもそれは私の経験上も、他の人の話を聞いた上でも一部の期間に限られます。3月から入っている私のプロジェクトも、9時を過ぎると全員オフィスからいなくなっています。メンバーのほとんども出社するのは朝9時半〜10時くらいなので、現在のプロジェクトもそれほどきつい方には入らないでしょうか。


日系企業の中には、長時間労働こそよく働いている証という価値観の社員が多くいると聞くので、そういうところでは無駄な長時間労働があるかもしれません。しかしうちの会社の場合は仕事さえきちんとやっていれば誰もまゆをひそめたりはしません。





・給料が安い


これはどうでしょうねー。スキルと会社によるとしかいえません。


私の会社では、手当てを全部こみで考えると入社2,3年目で500万ちょっとだと思います。これを高いと見るか安いと見るかですよね。あと、就職系サイトなんかで出されている給与グラフは個人的にはあまり信用しない方がよいのではないかと思っています。それぞれの会社に勤めている方から話を聞いてみて、「大体あってる」という感触の人は今まで一人もおらず、「いやいやこんなにもらってないでしょ」という方が大半でした。一体どう見積もっているかは分からないですが、会社が発表している情報なのでやや高めで発表しているのかもしれません。








長々と書きましたが、言いたい事としてはIT業界が3Kかどうかではなく、その企業が3Kの風土を持っているかどうかを見極めることが必要ではないかと思います。それはIT業界に限らずですね。同じ業界でも、企業によってだいぶ雰囲気は違うみたいなので。同じ企業であっても大企業の場合はそれぞれの職場で相当雰囲気が異なる場合が多いですが、やはり会社のカラーというのは出るんじゃないかなと思っています。